NFTの唯一性を担保する透かし機能のシステムを開発 正規ルートのデジタルデータを判別


ブロックチェーン開発事業を手掛ける株式会社ナンバーワンソリューションズ(所在地:東京都目黒区、代表取締役:面来哲雄、以下当社)は、NFT(Non-Fungible Token(非代替性トークン))化したデジタルデータに唯一性をもたせる透かし機能の技術を開発、2021年9月に特許を申請したことを本日発表します。同特許を搭載したNFTマーケットプレイスに関するサービスを2022年1月に提供する計画です。

■NFT化したデジタルデータの複製が横行

ブロックチェーン分析会社DappRadarのレポート「Dapp Industry Report: Q3 2021 Overview」によると、2021年の第3四半期(7月ー9月)のNFT分野の取引量は106億7,000ドル(約1兆2000億円)となり、前年同期比の704%増加したと発表しています。NFTの市場は毎年拡大しています。しかし、現在NFTで問題となっているのが、NFTが複製可能なことです。NFTは、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用しているため、複製や改ざんされないと思われています。しかし、実際はNFTのアート作品は購入者が容易にダウンロード可能ですし、ダウンロード後は自由に複製できてしまいます。

ダウンロードされた作品が流通されたとしても本物かどうか見分けがつかない状況です。現在の技術では複製されたものかどうかの判別が難しい状況です。

■デジタルデータ自体に電子透かしを入れることで、唯一性を担保

当社で開発したブロックチェーン透かし機能は、NFT化したデジタルデータ自体に電子透かしを入れることで、唯一性をもたせることができます。これにより、位置情報を含めた完全なコピーが存在せず、NFT化したデータの流通元を判別することができます。
また、NFTの所有権については現在の民法や著作権法上、所有権は観念できないとされています。当機能ではNFTを購入したユーザーにNFTの所有権を事実上持たせることも可能です。

ブロックチェーン透かし機能は次の通り
・デジタルデータに著作者の情報やコメント、用途などをメタ情報(付帯情報)として付与
・付与したハッシュ値(特定の計算手法に基づいて、元のデータを不規則な文字列に置換した値)を記載したファイルを流通させることができる

ブロックチェーン透かし機能を追加する流れは次の通り
1.発行部数だけNFTを発行する
2.File_fash(ファイル名)が空のメタデータファイルを作成したアップロード
3.発行部数だけトークンURI(URLと同義)に2のURLを設定する
4.生成したNFTを掲載し販売
5.購入者が現金または暗号資産で購入
6.購入者あてにNFTデータのダウンロードメール送信
7.認証してダウンロード
8.電子透かしファイルにハッシュ化したメタデータを挿入、ダウンロード

ブロックチェーン透かし機能があることで、正規の流通ルートかどうかを判別することができます。当技術を活用すれば、契約書や文書などデジタルデータを扱うことが可能です。

当社は、透かし機能を搭載したNFTマーケットプレイスに関するサービスを2022年1月に提供する計画です。

【株式会社ナンバーワンソリューションズについて】

会社名 :株式会社ナンバーワンソリューションズ
本社所在地 :〒153-0043 東京都目黒区東山3-15-1出光池尻ビル7F
代表取締役 :面来哲雄(おもらい・てつお)
設立 :2002年7月
資本金 :5,000万円
連絡先 :TEL .03-6412-8470  FAX .03-6412-8471
URL :https://no1s.net
事業内容 :ブロックチェーンシステム開発、子ども向けプログラミング教育事業等

■本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

株式会社ナンバーワンソリューションズ  広報担当:堂本健司
TEL 03-6412-8470 / Email press@no1s.net

プレスリリースはこちらよりダウンロードできます
NFTの唯一性を担保する透かし機能のシステムを開発
正規ルートのデジタルデータを判別